「冷え対策で着圧ソックスを履いたのに足が冷たくなった…」という方も多いのではないでしょうか?冷え性・むくみ対策に人気の着圧ソックスですが、選び方・使い方を間違えると逆効果になってしまいます。
この記事では、冷えを招く4つの原因から正しい選び方・履き方・おすすめの冷え対策方法まで徹底解説。ぜひ、この記事を参考に足元から快適な毎日を手に入れてください!

この記事の監修者
近藤 好美
ORIENTAL GREEN 銀座インディバ
オーナーセラピスト/インディバスーパーバイザー
セラピスト歴25年、インディバ施術歴20年以上の経験を持つ、身体のラインとコンディションを整えるプロフェッショナル。これまでに3,000人以上の身体の悩みに向き合い、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術を提供。
目次
着圧ソックスで足が冷たくなる原因とは?
「着圧ソックスを履いたら、足が冷たくなった…」という方も多いのではないでしょうか?ここでは、代表的な原因を4つに分けて解説します。
着圧ソックスで足が冷たくなる原因
着圧ソックスの圧迫が強すぎる
足が冷たくなる原因の1つが、着圧ソックスの圧迫が強すぎること。強い着圧は本来サポートすべき血流を妨げ、かえって冷えを引き起こすことがあります。特に以下のようなサインが出ている場合は要注意です。
圧迫が強すぎるサイン
- 足先に血が巡っていない感覚になる
- しびれを感じる
- 脱いだあとに赤い跡・かゆみが残る
これらの特徴が当てはまる場合、圧迫が強すぎる可能性が高いです。そのまま使い続けると冷えや血行不良が悪化する恐れがあるため、より圧力の弱いタイプに切り替えることを検討しましょう。

近藤 好美
ORIENTAL GREEN
「昼用」と「夜用」で圧力設計が異なる点に注意が必要です。
日中用は立ち仕事やデスクワーク向けに強め、夜用は就寝時でも負担にならないよう弱めに作られています。必ずシーンに合ったタイプを選びましょう。
着圧ソックスの保温性が低い
着圧ソックスは血流サポートが目的のため、製品によっては生地が薄く、保温性が不足していることがあります。特に夏用や通気性を重視したタイプは、履いていても足が冷えたままだったり、室温が下がるとさらに冷たさを感じたりすることが多いです。
保温性が不足しているサイン
- 長時間履いているのに足が冷たい
- 室温が低いとさらに冷えを感じる
こうしたサインがある場合は、裏起毛タイプや発熱繊維を使った商品など、保温性を高めた着圧ソックスを選びましょう。
着圧ソックスの使用時間が長すぎる
長時間履き続けると、圧迫が過剰になり、血流が悪化して冷えを招くことがあります。特に、日中用ソックスを夜まで履き続けるのは避けるべきです。
使用時間が長すぎるサイン
- 長時間の使用後に足が重だるくなる
- 脱いだときに足全体に赤い跡が残る
- 履いている間に足先がしびれたり冷えたりする
推奨される着用時間は6〜8時間程度。違和感を感じる前に一度脱ぎ、足を休ませることで血流を保ちやすくなるでしょう。
着圧ソックスを正しい位置で着用していない
位置がずれていたり、シワが寄っていたりすると、意図しない部位に強い圧力が集中。血流を妨げることがあります。つま先やかかとの位置を正しく合わせ、均等に履くことが大切です。
以下のサインが出ている場合は、位置がずれていると考えられます。
正しい位置で着用できていないサイン
- シワ部分や折れた箇所だけ圧迫感が強い
- かかとやふくらはぎの一部に跡が残る
- 部分的に冷えやすい箇所がある
正しい位置で履き直すだけでも、血流サポート効果が改善し、冷えにくくなることがあります。

近藤 好美
ORIENTAL GREEN
着圧ソックスは正しく使えばむくみ対策に有効ですが、強すぎる圧迫は逆効果になることもあります。特に足先の冷え・しびれ・皮膚への跡は危険サイン。合わないと感じたらすぐに製品や使い方を見直しましょう。
着圧ソックスが逆効果になる危険性・デメリットついては、こちらの記事でより詳しく解説しています。
着圧ソックスで足が冷たくならない方法
冷えを防ぐには、製品選びと使い方の両方が大切です。ここでは、具体的に着圧ソックスで足が冷たくならない方法を解説します。
着圧ソックスで足が冷たくならない方法
適切な圧力・サイズの商品を使用する
着圧ソックスによる冷えを防ぐには、ご自身に合った圧力とサイズを選ぶことが非常に重要です。
圧力は、痛みやしびれを感じるものではなく「心地よいサポート感」があるかを目安にしましょう。
もし「一部分だけが痛い」と感じる場合、それは製品の圧力数値そのものよりも、サイズが合っていないことで、脚の特定の部分に圧が集中しすぎているのかもしれません。
体格に合わないサイズは、血流を妨げ、冷えを招く大きな原因となります。まずはご自身の足首やふくらはぎを正確に測定し、必ずサイズ表に基づいて選ぶようにしてください。
自分に合った一着を正しく選ぶことで、冷えの不安なく、快適な着圧ケアができますよ。
厚手の商品を使用する
冷え対策目的なら、保温性を重視した製品がおすすめです。特に、裏起毛タイプや発熱繊維を使った商品は、温めながら巡りをサポートしてくれます。
生地の厚みや素材を意識して選ぶだけで、着圧と保温のバランスが整い、冷えを感じにくくなります。冬場や冷房の効いた環境で使う際には、特に厚手タイプを優先するのがおすすめです。
適度な使用時間を守る
着圧ソックスは長時間履けば良いわけではなく、推奨された時間を守ることが大切です。特に日中用を長時間履き続けると、冷えを悪化させるリスクがあります。
使用時間の目安
- 日中用:6〜8時間以内
- 夜用:就寝時のみ着用
長時間の使用は逆効果になるため、適切な時間を意識することが重要です。
正しい位置で着用する
正しい位置で着用できていないと、意図しない圧迫が生じて冷えや肌トラブルの原因になります。つま先・かかとの位置を合わせ、シワができないようにゆっくり引き上げることが基本です。
正しい着用手順
- かかと位置を合わせる
- シワを伸ばしながら膝下まで引き上げる
- 履き口が食い込んでいないか確認する
ポイントは一気に引き上げず、少しずつ整えながら履くこと。圧力が適切にかかり、より着圧ソックスの効果が期待できますよ。

近藤 好美
ORIENTAL GREEN
選び方と履き方を正しく理解することが、冷えを防ぐ最も大切なポイントです。
特に、圧力設定と生地の厚みは商品選びの決め手になります。冷えに悩む方は、裏起毛素材や夜用タイプを上手に活用しましょう。
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着圧ソックス以外で足の冷えを対策する方法
着圧ソックスを使っても冷えが改善しない場合、生活習慣・体内環境の見直しも大切です。運動・食事・生活リズム・外部からの温めを工夫することで、より効果的に冷えを対策できます。
着圧ソックス以外で足の冷えを対策する方法
適度な運動を行う
冷えの大きな原因は血流の滞り。特にデスクワーク中心の生活では、ふくらはぎの「筋ポンプ作用」が低下しやすいため、足先まで血液が届きにくくなります。冷え対策には、無理のない軽めの運動が有効です。
冷え対策に効果的な運動
- かかとの上げ下げ運動
- ふくらはぎのストレッチ
- 10分程度のウォーキング
これらを継続することで、末端まで血流が行き渡りやすくなり、冷えにくい体質づくりにつながります。
食事や飲み物で内側から温める
食事は血流や代謝に直結します。体を温める食材を摂れば、内側から冷えを改善できます。
冷え性対策におすすめの食材
- ショウガ・唐辛子・シナモンなどの香辛料
- ごぼう・にんじん・かぼちゃなどの根菜類
- 味噌・納豆・チーズなどの発酵食品
一方で、冷たい飲み物やカフェインの摂りすぎは体を冷やす原因になるため控えめにしましょう。毎日の食事を見直すことで、冷えを根本から対策できますよ。
生活習慣を整える
生活習慣の乱れも冷えの原因の1つ。特に、睡眠不足や過度なストレスは自律神経を乱し、体温を一定に保つ機能を低下させてしまいます。冷えを防ぐためには、以下の習慣を意識しましょう。
- 質の高い睡眠をとる:体の回復・体温調整をサポート
- 毎日同じ時間に寝起きする:生活リズムを一定にして自律神経を安定させる
- リラックス時間を意識的に作る:深呼吸やストレッチ、アロマなどでストレスを軽減
こうした習慣を続けることで、自律神経が整い、血管の拡張・収縮がスムーズになって体温を保ちやすくなります。結果として、冷えにくい体質への改善が期待できますよ。
暖房器具を使用する
即効性を求めるなら、下半身を集中的に温める暖房器具の活用がおすすめです。特に足元は冷えやすいため、外から熱を加えることで体温を効率的に上げられます。
電気毛布・足元専用ヒーター・湯たんぽなどはすぐに体を温められる便利なアイテムです。ただし、温めすぎると汗をかき、逆に体温が下がってしまうので注意しましょう。
状況に応じて暖房器具を取り入れることで、冷えのつらさを即座に和らげられますよ。
まとめ
着圧ソックスで足が冷たくなる原因の多くは、誤った商品の選び方・使い方にあります。この記事で紹介したポイントをおさえれば、もう不安を感じる必要はありません。
- 逆効果になる4つの原因を理解して避ける
- 着圧ソックスの正しい選び方と履き方を実践する
- 生活習慣や食事・運動を整えて内側から温める
この記事では、着圧ソックスを使いこなす知識を紹介しました。ぜひ、自分にぴったりの着圧ソックスで快適な毎日を手に入れてください。
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