「足のむくみをスッキリさせたいけど、どうすればいい?」
「自分でできるむくみ解消マッサージはある?」
足のむくみに関する悩みを抱える女性も、多いのではないでしょうか。特に立ち仕事やデスクワークが続く日には、夕方には足が重だるく感じてしまうことも少なくありません。
しかしむくみの原因を知り、効果的なマッサージや生活習慣を取り入れることで、つらいむくみを解消できます。
この記事では、足がむくむ原因、自宅で簡単にできるマッサージ方法、むくみを予防するための生活習慣までなどを詳しく解説します。
目次
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足がむくむ原因とは?

足のむくみは、体内の水分バランスが崩れることで起こります。この水分バランスが乱れる原因はさまざまですが、日常生活の習慣や体の特徴が関係しています。
ここでは、足がむくむ主な原因を見ていきましょう。
長時間同じ姿勢による血行不良
長時間、同じ姿勢で過ごすことは、足のむくみを引き起こす要因のひとつです。
デスクワークで座りっぱなしになったり、立ち仕事で動かずに立ち続けたりすると、重力の影響によって血液やリンパ液が足に滞りやすくなります。
たとえば、8時間座り続けると、膝の裏にある血管が圧迫されて血流が悪くなります。さらに、ふくらはぎの筋肉がほとんど動かないため、血液を心臓に押し戻すポンプ機能が十分に働かなくなります。その結果、足先に水分が溜まり、むくみとして現れるのです。
立ち仕事でも、筋肉が疲労することでポンプ機能が低下し、同様にむくみが起こりやすくなります。
運動不足による筋力不足
ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれ、足元から心臓へ血液を押し戻す役割を担っています。この筋肉がしっかり働くことが、むくみ予防につながるポイントです。
しかし運動不足によって筋力が低下していると、ポンプ機能が弱くなり、血液やリンパ液が足に滞りやすくなります。
以下のような生活習慣に心当たりがある場合は、注意が必要です。
- 日常的に運動する習慣がない
- エスカレーターやエレベーターを優先的に使っている
- 長時間歩く機会が少ない
適度な運動を意識することで、ふくらはぎの筋力を維持し、むくみの軽減が期待できます。
塩分の摂りすぎで水分が溜まる
塩分の摂りすぎは、足のむくみに直結します。塩分(ナトリウム)を過剰に摂取すると、体は体内の塩分濃度を薄めようとして、水分を溜め込もうとします。
- ラーメンのスープを飲み干す
- コンビニ弁当や加工食品をよく食べる
- 外食やインスタント食品を頻繁に利用する
これらの食品には、気づかないうちに多くの塩分が含まれていることがあります。体内に余分な水分が溜まると、それがむくみとなって現れるのです。
外食が多い方やインスタント食品をよく利用する方は、まずは食品の栄養成分表示を見て、塩分量を確認することから始めてみましょう。
女性ホルモンの影響
女性の場合、ホルモンバランスの変化もむくみやすくなる原因です。
生理前や妊娠中に分泌される「プロゲステロン」という女性ホルモンの変動により、体内の水分バランスが乱れやすくなります。黄体期(生理前)は女性ホルモンの急激な変動の影響で、体が妊娠に備えて水分や栄養を蓄えようとするため、むくみが起こりやすくなります。
- 生理前
- 妊娠中
- 更年期
「生理前になると、必ず足がむくんでパンパンになる…」と感じる方は少なくないでしょう。これは、プロゲステロンの作用による自然な体の反応です。
また、妊娠中は胎児を育てるために血液量が増加し、ホルモンバランスも大きく変化するため、よりむくみやすくなります。
更年期も、ホルモンバランスが不安定になることで水分代謝が乱れ、むくみが起こりやすくなることがあります。
水分不足による体の防御反応
水分不足も、足のむくみを引き起こすことがあります。体内の水分が不足すると、体はこれ以上水分を失わないように、わずかな水分でも体内に溜め込もうとする防御反応を起こします。
次のような習慣があると、むくみのリスクが高まります。
- 喉が渇いたときにジュースやコーヒーばかりを飲んでいる
- 水をあまり摂らない
- トイレを我慢することが多い
ジュースやコーヒーは水分補給にはなりますが、純粋な水とは異なり、利尿作用があったり糖分が多く含まれていたりすることがあります。十分な水を摂取しないと、血液の濃度が高まり、血流が悪くなることでむくみにつながることもあります。
意識的にこまめに水を飲むことで、体内の水分代謝をスムーズにし、むくみを予防できます。
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【即効】10分でできる部位別マッサージ

足のむくみをすぐにどうにかしたい時は、マッサージが効果的です。ここでは、たった10分でできる、部位別のむくみ解消マッサージをご紹介します。
お風呂上がりや寝る前など、リラックスできる時間に行うのがおすすめです。
- 清潔な手で行う
- 強く押しすぎない
- 痛みがある場合は中止する
- 皮膚の炎症や疾患がある場合は医師に相談する
①ふくらはぎマッサージ(3分)
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるほど、足の血流を心臓に戻す重要な役割を担っています。ここをしっかりほぐすことで、滞った血液やリンパ液の流れを促進し、むくみを効果的に解消できます。
- 両手でふくらはぎを下から上へ揉み上げる
- くるぶしの上から膝裏に向かって、指の腹で優しく滑らせる
- 中央部分(ひらめ筋)は重点的にケア
痛みを感じない程度の心地よい強さで行うのがポイントです。
②足首回しマッサージ(2分)
足首は、足の末端とふくらはぎをつなぐ重要な関節です。ここが硬くなると、血行不良の原因となり、むくみを悪化させることがあります。足首を回すことで、滞ったリンパの流れをスムーズにし、むくみを軽減できます。
- 座った状態で、片足をもう一方の膝に乗せる
- 足首を固定し、もう一方の手で足の甲を持つ
- 内回し・外回しをそれぞれ10回ずつゆっくり回す
デスクワークの合間や、休憩時間に手軽にできるので、こまめに取り入れるのがおすすめです。

近藤 好美
ORIENTAL GREEN
足首回しは、実は私たちの施術でも必ず取り入れている大切なケアなんです。これまで数千人のお客様の足首を触ってきましたが、デスクワークをされている方の9割以上が足首がガチガチに固まっていらっしゃいます。
たった2分でも毎日続けることで、足首の可動域が広がり、血流が劇的に改善されるのを実感していただけるはずです。
③足裏ツボ押しマッサージ(3分)
足裏には、全身の臓器に対応するツボが集中しています。これらのツボを刺激することで、血行促進はもちろん、全身の疲労回復やデトックス効果も期待できます。
- ゴルフボールやテニスボールを床に置き、その上で足裏を転がす
- 土踏まず、指の付け根、かかと周辺を重点的に刺激
- 親指で足の裏全体を押し流すようにマッサージ
- 足の指を1本ずつ引っ張ったり回したりする
手で行う場合は、親指の腹を使って、足の指の付け根からかかとに向かって、滑らせるようにマッサージします。
また、足の指を一本ずつ引っ張ったり、回したりするのも効果的です。お風呂上がりなど、体が温まっている状態で行うと、より血行が促進され、リラックス効果も高まります。
④太ももリンパマッサージ(2分)
太ももには大きなリンパ節が集中しており、ここが滞ると足全体のむくみに影響します。太もものリンパを流すことで、下半身全体の老廃物排出を促進し、スッキリとした足を目指しましょう。
- 足の付け根(そけい部)を軽く押して刺激する
- 太ももの内側・外側を両手で挟み、膝から付け根へ向かって押し流す
- セルライトや冷えている部分は丁寧にケア
リンパは皮膚のすぐ下にあるため、強く押しすぎず、皮膚をなでるような軽い力で行うのがポイントです。
マッサージオイルやクリームを使うと、よりスムーズにリンパを流すことができます。
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マッサージの効果を高めるコツ

マッサージは、体が温まっている状態で行うと、より高い効果が期待できます。お風呂に入った後は血行が促進されており、筋肉もリラックスしているため、マッサージの刺激がしっかりと伝わりやすいです。
ここでは、今日から実践できるマッサージの効果を高めるコツを紹介します。
お風呂上がりの温まった状態で行う
マッサージは、体が温まっているときに行うのが最も効果的です。お風呂上がりは、血行が促進され、筋肉もリラックスしているため、マッサージの効果が高まります。
湯船に15〜20分ほど浸かることで、全身の血流が良くなり、むくみの原因となる老廃物が排出されやすくなります。シャワーだけで済ませている方も、毎日少しだけでも湯船に浸かることで、体が芯から温まり、その後のマッサージ効果も飛躍的に向上するのを実感できるはずです。

近藤 好美
ORIENTAL GREEN
お風呂上がりのマッサージは、まさに「ゴールデンタイム」です!
体が温まっている状態は、私たちがインディバで温めた後の状態と同じなんですね。この時に軽いマッサージを加えるだけで、効果は2倍、3倍になります。「お風呂上がりは時間がない…」という方も多いのですが、たった3分でも構いません。
習慣にしてしまえば、歯磨きと同じように自然にできるようになりますから、ぜひ「美脚の新習慣」として始めてみてくださいね。
マッサージオイルやクリームを使用する
マッサージをする際には、オイルやクリームを使うことで肌への摩擦を減らし、手の動きも滑らかになります。何もつけずに行うと、摩擦で肌が赤くなったり、乾燥を招いたりすることがあります。
オイルやクリームには保湿効果があるものが多く、香りのあるアロマオイルを使えばリラックス効果も得られます。また、血行促進成分が含まれているタイプを選べば、よりむくみ解消が期待できます。
肌に優しい成分のものを選び、アレルギーがないか確認してから使用するようにしましょう。
心臓に向かって流すように意識する
マッサージを行う際は、「心臓に向かって流す」という方向を意識することが大切です。これは、リンパや血液の流れに沿ったマッサージの基本となります。
足の場合は、足先→足首→ふくらはぎ→太ももへと、下から上に向かってマッサージを行うと、血液やリンパ液をスムーズに押し戻せます。
とくに膝裏や足の付け根(そけい部)はリンパ節が集中しているため、最後に軽く圧を加えるようにすると、老廃物の排出を促進できます。
足のむくみを予防する生活習慣

マッサージはむくみ解消に即効性がありますが、根本的な解決には日々の生活習慣の見直しが欠かせません。
ここでは、足のむくみを予防するための効果的な生活習慣を紹介します。少しずつでも取り入れて、むくみにくい体質を目指しましょう。
体を冷やさない
体が冷えると血管が収縮し、血行が悪くなることでむくみを引き起こしやすくなります。女性は冷え性の方も多いため、日常的に体を温める工夫が必要です。
例えば、冷房の効いたオフィスでは、ひざ掛けを使ったり、レッグウォーマーを活用したりして体を冷やさないようにしましょう。朝の服装に1枚羽織りを加えるだけでも、冷えによる血行不良を防げます。
また、靴下の重ね履きや湯たんぽの活用など、「足を温める習慣」を取り入れることで、体全体の巡りがよくなり、むくみの予防につながります。

近藤 好美
ORIENTAL GREEN
冷えはむくみの大敵で、これは本当に実感していただきたいポイントです。
サロンでも、足先が冷たいお客様ほど頑固なむくみに悩まれています。「靴下を履いて寝るようになってから、朝の足の軽さが全然違う!」とおっしゃるお客様が本当に多いんです。
特に「首・手首・足首」の3つの首を温めることを意識してみてください。この小さな習慣の積み重ねが、半年後、1年後の美脚につながっていきますよ。
姿勢の見直しで下半身への負担を軽減する
長時間のデスクワークやスマホの使用によって、猫背や骨盤のゆがみが定着すると、血液やリンパの流れが悪くなり、むくみが慢性化する原因になります。正しい姿勢を意識することで、足先への余計な負担が軽減され、むくみにくい体へと近づきます。
寝ている間も、足を心臓よりやや高くするなど、むくみを悪化させない姿勢をとることで、翌朝の足の重だるさが軽減されます。
着圧レギンス「ベルミス」で日常的なむくみケア
ベルミスは、足のむくみを根本からケアしたい方におすすめの着圧レギンスです。強力な着圧設計によって血流を促進し、むくみの解消につながります。
水中ウォーキングをヒントに開発された独自構造により、日常の動作でもカロリー消費量の向上が期待できます。
快適な着用感にもこだわり、UVカット機能で紫外線対策も万全です。クールテック加工による優れた通気性とオールシーズン対応の素材設計により、蒸れることなく一年を通して快適に着用できます。
まとめ

足のむくみに悩む女性は多いですが、適切なマッサージと継続的なケアで効果的に解消できます。血行不良や筋力不足といった原因を理解し、正しいマッサージを行うことが改善への近道です。
- むくみの原因理解→ 血行不良・筋力不足・塩分過多・ホルモン影響を把握
- 部位別マッサージ→ ふくらはぎ・足首・足裏・太ももの10分集中ケア
- マッサージのコツ→ お風呂上がり・オイル使用・心臓向かう方向
- 予防的生活習慣→ 冷え対策・姿勢改善で根本的改善
- 日常的サポート→ 着圧レギンスで予防と改善を両立
足のむくみマッサージは即効性があり、毎日続けることで体質改善も期待できます。
今日から実践できる足のむくみマッサージで、理想の美脚を実現しましょう。
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この記事の監修者
近藤 好美
ORIENTAL GREEN 銀座インディバ
オーナーセラピスト/インディバスーパーバイザー
セラピスト歴25年、インディバ施術歴20年以上の経験を持つ、身体のラインとコンディションを整えるプロフェッショナル。これまでに3,000人以上の身体の悩みに向き合い、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術を提供。