「セルライトマッサージをしていたら、プチプチ音がした気がする…」
「音がするのは、セルライトが潰れているってこと？」
ネット上では「セルライトを潰すとブチブチ音がする」という噂が飛び交っていますが、実はこれには医学的根拠がなく、誤解に基づいた情報です。
この記事では、セルライトマッサージ時に聞こえる音の正体や、正しいセルライトケアの方法について詳しく解説します。
間違った知識でケアを続けると、肌トラブルの原因になる恐れもあるので、ぜひ最後までお読みください。
ベルミスの着圧レギンスは血行を促進し、 むくみやセルライトの原因となる老廃物の流れを改善できます。
目次
セルライトを潰すと「ブチブチ音」がするって本当？
結論、セルライトを潰すことで「ブチブチ音」がするという話は、うそです。
セルライトは皮下脂肪の一種であり、マッサージで物理的に「潰れる」ものではありません。
ただし、セルライトが音を立てて潰れるという医学的根拠は存在しません。こうしたセルライトの発生には、女性特有の足のむくみの原因が深く関係しています。
近藤 好美
ORIENTAL GREEN
サロンでも「音がしたら効いてますよね？」とよく聞かれるのですが、25年間で3,000人以上の施術をしてきた経験から言うと、音の有無と効果は全く関係ありません。
むしろ、音を期待して強く押しすぎてしまうお客様の方が、施術後に内出血や痛みを訴えることが多いんです。
大切なのは、適切な圧での継続的なケアです。
そもそも「セルライトを潰す」とは？
「セルライトを潰す」という表現は、美容業界でよく使われますが、医学的には正確ではありません。
セルライトは皮下脂肪が変化したもので、物理的に「潰す」ことで解消されるものではないからです。
ここでは、一般的に「セルライトを潰す」と呼ばれるケア方法について詳しく見ていきましょう。
自分でセルライトを潰す
自宅でのセルフケアでは、手でのマッサージやローラーなどの専用器具を使ってセルライトケアを行います。
セルフケアでできることは限られていますが、以下のような効果が期待できます。
- 血行の促進
- リンパの流れの改善
- 老廃物の排出サポート
- 肌の代謝向上
- むくみの改善
しかし医学的観点から見ると、セルライトは単純なマッサージだけで解消されるものではありません。
エステサロンでセルライトを潰す
プロのエステティシャンによる施術では、専用の機器や高度な技術を使ったセルライトケアが受けられます。
エステサロンでの施術には、以下のような特徴があります。
- 専用機器による深部へのアプローチ
- プロの技術による効果的なマッサージ
- 個人の状態に合わせたケア
- アフターケアのアドバイス
エステでは「エンダモロジー」「キャビテーション」「ラジオ波」など、様々な技術を組み合わせてセルライトにアプローチします。
しかし、これらの施術でも実際にセルライトが「潰れる」わけではなく、脂肪細胞の代謝を促進したり、血行を改善したりすることで効果を目指しています。
自分でセルライト潰しをするのは危険？
実は、自分でセルライトを潰してはいけません。自己流の強すぎるマッサージは、様々なリスクを伴います。
正しい知識なしに強いマッサージを続けると、かえって肌や体に悪影響を与える可能性が高いです。
間違った方法を続けてしまうと、見た目が悪化したり、むくみや痛みを引き起こす恐れもあります。
- 強すぎるマッサージで皮膚が傷つき、炎症や色素沈着を引き起こす
- ローラーや器具の使用による皮下出血・毛細血管の損傷
- リンパの流れに逆らうマッサージで、むくみや老廃物の滞留を招く
- 毎日の長時間ケアによって、肌のバリア機能が低下する
- 間違った部位への刺激で、必要のない場所にダメージを与える
これらのリスクを避けるためには、「潰す」よりも「流す」意識で優しくマッサージを行うことが大切です。
また、セルライトは一度でなくなるものではないため、焦らず、体に負担をかけない方法で継続的なケアを行いましょう。
近藤 好美
ORIENTAL GREEN
実際に、実際に、セルフケアで強くやりすぎて炎症を起こしてしまったお客様を何度も見てきました。
これは強すぎる着圧ソックスでみみず腫れができてしまうケースとも似ており、肌への過度な刺激が原因です。特に、YouTubeや雑誌の「セルライト撃退法」を見て実践された方に多いトラブルです。
インディバ施術でも、まずは炎症を鎮めることから始めなければならないケースがあります。「痛気持ちいい」ではなく「気持ちいい」程度の圧で十分効果は得られますよ。
セルライトができないようにするためのセルフケア
セルライトの改善には時間がかかりますが、ケアを続けることで、新たなセルライトの形成を防ぎ、今あるものを目立たなくすることが可能です。
ここでは、日常生活で取り入れられる効果的なケア方法を紹介します。
日常的にできる予防習慣
セルライトを予防するためには、血行を良好に保つとともに、老廃物が体内に蓄積しないようにすることが大切です。
血行を促進し、セルライトを予防するためには、日常生活の中で以下の点に注意しましょう。
- 長時間同じ姿勢を避ける
デスクワーク中は1時間に一度立ち上がって、軽くストレッチをする習慣をつけましょう。 - 締め付けすぎない服を選ぶ
きつい下着や洋服は血流を妨げるため、程よいゆとりのあるサイズを選ぶことが大切です。 - 冷え対策を行う
夏場でもエアコンの効いた室内では薄手の羽織りを活用し、冷えを防ぎましょう。 - 質の良い睡眠を確保する
十分な睡眠は血液の循環を整え、自律神経のバランスを保つうえでも欠かせません。
こうした日常のちょっとした工夫が、セルライトの予防につながります。
食事の見直しで内側からケア
セルライト予防には、バランスの取れた食事と適切な水分摂取が重要です。
塩分の多い食事は体内に水分を溜め込みやすくし、むくみの原因となります。
加工食品やファーストフードを控え、野菜や果物を多く取り入れた食事を心がけましょう。より具体的に、足のむくみを取る食べ物を意識すると、体内の水分バランスが整いやすくなります。
- きゅうり・アボカド（カリウム豊富）
- バナナ・ブロッコリー（代謝サポート）
- こまめな水分補給で老廃物を流す
運動とストレッチで血行を促進
定期的な運動は、筋肉量の維持と血行促進に効果的です。
特に下半身の筋肉を鍛えることで、リンパや血液の流れが改善され、セルライトの予防につながります。
- ウォーキングやジョギング
- 朝晩のストレッチ
- 階段の昇り降り
また、スクワットやカーフレイズなどの筋力トレーニングも、週2〜3回程度行うと効果的です。
マッサージや入浴で老廃物を流す
セルライトの予防には、血行を促す入浴と優しいマッサージが効果的です。
入浴時は38〜40度程度のぬるめのお湯に15〜20分程度浸かり、全身の血行を促進しましょう。
入浴中や入浴後の温まった状態で、オイルやクリームを使って優しくマッサージを行うと効果的です。
マッサージは末端から心臓に向かって、リンパの流れに沿って行うのがポイントです。
近藤 好美
ORIENTAL GREEN
サロンでは「こんなに優しい圧で本当に効果があるんですか？」とよく驚かれます。でも、リンパの流れは皮膚のすぐ下にあるため、実は軽いタッチの方が効果的なんです。
お風呂上がりの温まった状態で、オイルを使って足首から膝、膝から太ももへと、5回ずつゆっくり流すだけでも効果を感じられるはずです。
ベルミスの6Dスパイラル構造なら、適切な着圧で血流を改善し、 セルライトの原因となる老廃物を自然に流してくれます。
また、着圧レギンスをいつ履くのが効果的かを知り、自分のライフスタイルに合わせて取り入れることで、無理なくケアを続けられます。
まとめ
今回は、「セルライトを潰すと音がする」という噂の真相と、正しいセルライトケアについて詳しく解説しました。
セルライトケアで大切なのは、正しい知識に基づいた継続的なケアです。
- セルライトを潰すと音がするという話は医学的根拠がないウソ
- 強すぎるマッサージは皮膚トラブルの原因となる危険性がある
- 予防ケアが最も効果的で、生活習慣の改善が重要
- 継続的で優しいケアが、セルライト改善への近道
セルライトケアはすぐに結果が出るものではありませんが、正しい方法で継続することで改善が期待できます。
「音がするから効いている」という思い込みに惑わされず、血行促進と老廃物の排出を促す健康的なアプローチを心がけてください。
この記事でご紹介した予防ケアを参考に、自分に合った方法で美しい肌を目指していきましょう。
