「着圧ソックスの太ももがクルクルと丸まってしまう…」
着圧ソックスを履いていると、太もも部分がクルクルと丸まってしまって困った経験はありませんか？
せっかく美脚効果やむくみ改善を期待して着用しているのに、丸まってしまうと食い込んでかゆみや痛みを感じたり、本来の効果も得られなくなったりしてしまいます。特に立ち仕事でむくみに悩む方や、デスクワークによるむくみ解消を目指す方にとって、この問題は深刻です。
この記事では、着圧ソックスの太もも部分が丸まってしまう原因と、簡単な対策方法を詳しく解説します。また、クルクル丸まりにくいおすすめの着圧アイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
快適で効果的な着圧ソックスライフを送るために、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事の監修者
近藤 好美
ORIENTAL GREEN 銀座インディバ
オーナーセラピスト／インディバスーパーバイザー
セラピスト歴25年、インディバ施術歴20年以上の経験を持つ、身体のラインとコンディションを整えるプロフェッショナル。これまでに3,000人以上の身体の悩みに向き合い、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術を提供。
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目次
着圧ソックスの太ももがクルクル丸まる原因
着圧ソックスの太もも部分がクルクルと丸まってしまうのには、主に3つの原因が考えられます。これから紹介する3つの原因をチェックして、ご自身の着圧ソックスに当てはまるものがないか確認してみましょう。
サイズが合っていない（小さすぎる・大きすぎる）
着圧ソックスが太ももで丸まってしまう原因の一つは、サイズが合っていないことです。小さすぎるサイズを選んでしまうと、太ももの太さに対して生地の幅が足りず、履くときに無理に伸ばすことでゴムがよれてしまい、クルクルと丸まってしまいます。
逆に大きすぎるサイズの場合は、太ももへのフィット感が弱いため、動いているうちにずり落ちてしまい、その結果として丸まってしまうのです。
正しい履き方ができていない
意外に見落としがちなのが、着圧ソックスの正しい履き方ができていないことです。
着圧ソックスは通常のソックスとは異なり、段階的に圧力をかける設計になっているため、履き方にもコツがあります。
着圧ソックスを履く際は、足先から少しずつ、均等に引き上げるように意識しましょう。かかとをしっかり合わせてから、両手で生地を少しずつ上に引き上げていくのがポイントです。
この一手間が、丸まりを防ぐだけでなく、着圧効果を最大限に引き出すことにもつながります。
生地の劣化や洗濯による縮み
長期間使用している着圧ソックスの場合、生地の劣化や洗濯による縮みが原因でクルクル丸まることがあります。
着圧ソックスは、伸縮性の高い特殊なゴム素材で作られていますが、繰り返し着用したり洗濯したりすることで、徐々にその弾力性が失われてしまいます。
特に高温での洗濯や乾燥機の使用は、弾性繊維の劣化を早める原因となります。劣化した部分は適切な圧力を保てなくなり、その結果として丸まりやすくなってしまうのです。
近藤 好美
ORIENTAL GREEN
「着圧ソックスがクルクル丸まって、一日何度も直すのがストレス」というお声をよく伺います。
実は、洗濯を重ねた着圧ソックスは見た目では分からない部分的な劣化が進んでいることが多いんです。
特に太もも部分は最も負荷がかかる箇所なので、劣化が早く進みます。
「まだ破れてないから大丈夫」ではなく、クルクル丸まりが頻繁になったらサイズアップか新しいものと交換するかをおすすめします。
着圧ソックスのクルクル丸まりを防ぐ対策
着圧ソックスのクルクル丸まりは、ちょっとした工夫で解決できることが多いです。ここでは、今日からすぐに試せる簡単な対策を紹介します。
太もも部分を折り返す
クルクル防止に効果的な対策の一つが、太もも部分を折り返すことです。着圧ソックスを履いた後、太もも部分の上端を1〜2cm程度外側に折り返すだけで、丸まりを軽減できます。
この方法は、生地の端が直接肌に触れることを防ぎ、圧力の集中を分散させる効果が期待できます。また、折り返した部分が滑り止めの役割も果たし、ソックス全体のずり落ち防止にも役立つでしょう。
1〜2cm程度の小さな折り返しで、十分効果を実感できるはずです。
ソックタッチで固定する
より確実にクルクル丸まりを防ぎたい場合は、ソックタッチを使用する方法があります。
これらのアイテムは、生地を肌に直接固定することで、ずり落ちや丸まりを物理的に防ぐことができます。
ソックタッチとは、靴下やストッキングがずり落ちないよう肌に貼りつけるための衣類専用のりです。
スティックタイプや液体タイプなど、様々な形状のものが販売されています。
使用後は水で簡単に洗い流せるタイプが多く、肌への負担も少ないように作られています。
ワンサイズアップする
根本的な解決策として、現在使用しているサイズよりもワンサイズ大きなものに変更する方法があります。
特に太ももがきつくてクルクル丸まっている場合、この方法は非常に効果的です。
ワンサイズアップすることで、太もも部分の圧力が適度に調整され、丸まりの原因を解消できます。
ただし、大きすぎるとふくらはぎ部分の着圧効果が薄れてしまう可能性があるため、バランスを考えてサイズを選ぶことが大切です。
サイズアップを検討する際は、メーカーのサイズ表を再度確認し、太ももとふくらはぎの両方のサイズを測ってから購入しましょう。
近藤 好美
ORIENTAL GREEN
サロンでも「着圧ソックスが丸まってしまう」というお悩みをよく伺います。
多くの場合、ワンサイズアップするだけで改善されることがほとんどです。
「効果が薄れるのでは？」と心配される方もいますが、適切なサイズで長時間快適に着用できる方が、高い効果を得られます。
無理をして小さいサイズを使い続けるよりも、快適性を重視することが美脚への近道です。
着圧ソックスのクルクルが気になる場合はレギンスタイプがおすすめ
太もも部分の丸まりがどうしても気になる、何度も直すのが面倒くさいという方には、着圧レギンスや着圧タイツがおすすめです。レギンスタイプなら、太もも部分だけでなく腰まで全体的にサポートするため、丸まりの心配がほとんどありません。
さらに、お腹周りやヒップラインもサポートしてくれるので、総合的な美容効果も期待できます。
デメリットとしては、着脱に時間がかかることや、トイレの際に手間がかかることが挙げられますが、クルクル丸まりのストレスを考えると、許容できる範囲と言えるでしょう。
近藤 好美
ORIENTAL GREEN
お客様からも「着圧ソックスがクルクル丸まって困る」というご相談をよく受けます。
多くの場合、サイズ選びと履き方を見直すだけで大幅に改善されることがほとんどです。
どうしても改善されない場合は、レギンスタイプへの変更をおすすめしています。
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着圧レギンスの効果や正しい着用タイミングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
よくある質問
着圧ソックスに関するよくある質問をまとめました。
Q
着圧ソックスのクルクルを放置するとどうなる？
A
着圧ソックスが太ももで丸まった状態を放置すると、本来の着圧効果が期待できなくなるだけでなく、健康面にも悪影響を及ぼす可能性があります。
丸まった部分が太ももをきつく締め付けてしまうことで、以下のようなトラブルにつながることがあります。
- 血行不良による脚の冷えやむくみの悪化
- 肌への負担（赤み・かゆみ・かぶれなど）
- 神経の圧迫によるしびれ・痛み
長時間の着用で丸まりを放置すると、皮膚に跡が残ったり、うっ血を起こしたりする可能性もあります。丸まりを発見したらすぐに対処しましょう。
また、着圧ソックスによる他のトラブル（足首の跡やみみず腫れなど）にお悩みの方も、適切な対策方法を知っておくことが重要です。
Q
ソックタッチは安全？肌がかぶれない？
A
ソックタッチは、適切に使用すれば安全性に問題はありません。
しかし、個人の肌質や体調により、まれにアレルギー反応や皮膚炎を起こす可能性があります。
初めて使用する際は、必ず腕の内側など目立たない部分でパッチテストを行ってください。
24時間経過して赤みやかゆみなどの症状が現れなければ、通常の使用には問題ないと考えられます。
Q
着圧アイテムのサイズ選びのポイントは？
A
着圧アイテムのサイズ選びでは、複数の部位を正確に測定することが重要です。
ふくらはぎの最も太い部分、足首の最も細い部分、太ももの最も太い部分を測定し、メーカーのサイズ表と照合してください。
測定は、朝の時間帯に行うことをおすすめします。
夕方や夜は一日の疲れでむくみが発生しやすく、正確なサイズが測れない可能性があるためです。
- 測定部位：ふくらはぎ、足首、太ももの各最大・最小値
- 測定時間：朝の時間帯（むくみが少ない状態）
- サイズ選び：迷った場合は大きめを選択
まとめ
今回は、着圧ソックスの太もも部分がクルクルと丸まってしまう原因と対策について詳しく解説しました。
着圧ソックスのクルクル丸まりは、適切な対策を行うことで必ず改善できる問題です。
サイズの見直し、正しい履き方の習得、固定アイテムの活用など、自分に合った方法を見つけることが大切です。
- サイズ不適合が最大の原因、迷ったら大きめを選択
- 正しい履き方とシワ伸ばしで丸まりを予防
- 折り返し・固定アイテム・サイズアップで物理的に対策
- 改善されない場合はレギンスタイプに変更を検討
着圧ソックスは正しく着用してこそ、その効果を最大限に発揮できます。
太もも部分の丸まりに悩まされることなく、快適で効果的な着圧ライフを送りましょう。
今回紹介した対策方法を参考に、あなたに最適な使用方法を見つけて、理想の美脚を目指してくださいね。
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