「太ももやお尻のボコボコが気になる…」
「これってセルライト?それとも脂肪?」
こんな疑問を抱えている方は、意外と多いのではないでしょうか。セルライトと脂肪は見た目が似ているため混同されがちですが、実は全く別のもので、対処法も大異なります。
この記事では、セルライトと脂肪の違いから原因、それぞれに適した対処法まで、わかりやすく解説します。正しい知識を身につけて、効果的なケア方法を見つけましょう。

この記事の監修者
近藤 好美
ORIENTAL GREEN 銀座インディバ
オーナーセラピスト/インディバスーパーバイザー
セラピスト歴25年、インディバ施術歴20年以上の経験を持つ、身体のラインとコンディションを整えるプロフェッショナル。これまでに3,000人以上の身体の悩みに向き合い、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術を提供。
目次
セルライトと脂肪は何が違う?

セルライトと脂肪は見た目も感触も違えば、できるメカニズムも対処法もそれぞれ違います。この違いを理解することは、あなたが理想のボディラインを目指す上で大切になってきます。
ここでは、それぞれの特徴と違いについて詳しく見ていきましょう。
セルライト | 脂肪 | |
---|---|---|
正体 | 脂肪細胞+老廃物+水分が固まったもの | 身体に必要なエネルギーの貯蔵組織 |
見た目 | 皮膚表面がボコボコ・デコボコ | ふっくら・なめらか |
できやすい部位 | 太もも・お尻・二の腕 | お腹・お尻・太もも・背中など |
原因 | 血行不良・老廃物の滞り・代謝低下 | カロリー過多・運動不足 |
減らし方 | マッサージ・エステ・医療機器など | 運動・筋トレ・食事改善 |
改善の難易度 | 難しい | 比較的簡単(生活習慣で調整可能) |

近藤 好美
ORIENTAL GREEN
「セルライトってやっぱり手ごわそう…」と感じた方もいるかもしれませんね。実際に、私のサロンでも「昔からある太もものボコボコが全然消えない」と悩んでご相談に来られる方はとても多いです。
でも、諦める必要は全くありません。セルライトと脂肪、それぞれの特徴を正しく知ることが、理想のボディラインに近づく第一歩。
まずは「自分はどっちかな?」と、この後の解説を読みながら鏡でチェックしてみることから始めてみましょう。
セルライト:脂肪細胞と老廃物が固まった状態
セルライトとは、脂肪細胞のまわりに老廃物や余分な水分がたまり、固くなった状態のことです。
もともと脂肪は柔らかい組織ですが、血流やリンパの流れが悪くなることで、代謝が滞り、老廃物が排出されにくくなります。
このとき、脂肪細胞が肥大し、周囲の組織と絡み合いながら硬く結びつくことで、皮膚表面にボコボコとした「凸凹」が現れます。
- 皮膚表面が凸凹し、指でつまむとボコボコとした感触がある
いわゆる「オレンジピールスキン」と呼ばれる状態で、特に太ももやお尻に多く見られます。 - 痩せている人でもできることがある
脂肪量だけでなく、ホルモンバランスや血行不良、筋力の低下なども関与するためです。 - 食事制限や運動だけでは除去しにくい
通常の脂肪とは異なり、老廃物や水分と結びついて硬くなっているため、落ちにくい傾向があります。 - 血流やリンパの流れが悪くなっている部位にできやすい
むくみや冷え、代謝の低下などと関連してセルライトが発生・悪化することがあります。 - マッサージ時に痛みを感じることがある
硬くなった脂肪や結合組織が刺激に敏感で、特に初期のケアでは痛みを伴うことがあります。
太もも・お尻・二の腕など、血流が滞りやすい部位にできやすいのが特徴です。
脂肪:エネルギー貯蔵のための正常な組織
一方、脂肪は体にとって必要なエネルギー貯蔵システムであり、正常な生理機能の一部です。
皮下脂肪は皮膚の下に蓄積される脂肪で、体温調節やクッションの役割を果たしています。
健康な脂肪組織は血流が良好で、触ると温かく、柔らかい質感をしているのが特徴です。
- 触るとやわらかく、プルプルとした弾力がある
健康な皮下脂肪は水分やコラーゲンにより弾力があり、つまんでも柔らかいのが特徴です。 - 指でつまんでも表面は比較的なめらかで、凸凹は現れにくい
セルライトのような皮膚表面の凹凸は見られません。 - 運動や食事制限により比較的減らしやすい
皮下脂肪はエネルギー源として使われるため、生活習慣の改善で燃焼が期待できます。 - マッサージしても痛みを感じにくい
正常な皮下脂肪は炎症や硬化がないため、押しても痛みが出ることは少ないです。 - 血流が比較的保たれており、代謝も穏やかに行われている
セルライト部位に比べて毛細血管やリンパの流れが良好なため、代謝機能が保たれています。
通常の脂肪は、エネルギー消費に応じて燃焼されていくため、運動や食事制限によって比較的容減らしやすいです。
セルライトができる原因とは?

セルライトは、単に脂肪が増えるだけでできるわけではありません。
複雑な要因が絡み合って形成されるため、痩せている人でもセルライトがある、というケースも珍しくありません。
ここでは、セルライトができる原因をみていきましょう。
血行不良やリンパの滞り
血流やリンパの流れの悪化は、セルライトができる大きな原因の一つです。
長時間の座り仕事や運動不足が続くと、下半身の血液循環やリンパの流れが滞りやすくなります。
これにより、脂肪細胞に酸素や栄養が届きにくくなる一方、老廃物や余分な水分が排出されずに溜まりやすくなります。
この老廃物や水分が脂肪細胞と結びつき、コラーゲン繊維と絡み合って固まることで、セルライトが形成されるのです。
特に、立ち仕事やデスクワークによる足のむくみを日常的に感じている方は、セルライトの予備軍かもしれません。具体的なむくみ対策を取り入れることが、セルライト予防の第一歩になります。
ホルモンバランスと生活習慣の影響
女性ホルモンのエストロゲンは脂肪を蓄えやすくし、セルライトの形成に影響します。
特に思春期・妊娠・更年期など、ホルモンが変化しやすい時期にできやすくなります。
特に、産後の体型変化やむくみは、ホルモンバランスの乱れと生活の変化が重なるため、セルライトができやすいタイミングと言えます。産後特有の悩みをお持ちの方は、こちらの記事もご覧ください。
また、以下のような生活習慣もセルライトを悪化させる原因です。
- 不規則な食生活・高塩分・高脂肪の食事
- 睡眠不足・ストレス
- 喫煙・過度の飲酒
ホルモンと生活習慣を整えることが、セルライト予防の基本です。
基礎代謝の低下
年齢や運動不足により基礎代謝が低下すると、エネルギー消費が減り、脂肪や老廃物が体にたまりやすくなります。
特に筋肉量の減少は代謝の低下を招き、血流や老廃物の排出機能も弱まります。
30代以降は特に、脂肪が燃えにくくなりセルライトができやすくなるため、筋力維持や運動習慣が重要です。
セルライトと脂肪、それぞれの効果的な対処法

セルライトと脂肪は全く異なるものなので、それぞれに合ったアプローチで対処することが大切です。間違った方法で頑張っても、なかなか思うような結果は得られません。
ここでは、それぞれの効果的な対処法を紹介します。
脂肪対策:運動・筋トレ・食事改善
通常の脂肪は、カロリー収支をマイナスにすれば比較的スムーズに減らすことが可能です。
基本となるのは、有酸素運動・筋力トレーニング・食事改善の3つです。
- 有酸素運動:ウォーキング・ジョギング・水泳などを週3回以上・1回30分以上継続することで、脂肪を効率よく燃焼
- 筋トレ:太もも・お尻・背中など大筋群を中心に鍛えると、筋肉量が増えて基礎代謝が向上
- 食事改善:たんぱく質をしっかり摂り、糖質・脂質の摂取量を適正にコントロール
また、野菜や果物から食物繊維・ビタミン・ミネラルを積極的に摂取し、スナック菓子や揚げ物などの高カロリー食品は控えめにしましょう。
玄米やきのこ類などの低カロリーで栄養価の高い食品を取り入れるのも効果的です。
脂肪が原因で脚が太く見えている場合、これらの基本的な対策が有効です。特に気になる方向けに、太もも痩せのための具体的な方法をこちらの記事で詳しく解説しています。
セルライト対策:マッサージ・エステ・医療機器
セルライトは通常の脂肪と異なり、老廃物や水分が絡み合って硬化しているため、運動や食事制限だけで自力で解消するのは難しいのが現実です。
そのため、血行やリンパの流れを促す専門的なケアが必要になります。
- エステ施術:ラジオ波、キャビテーション、エンダモロジーなどの機器が深部のセルライトにアプローチし、見た目の改善が期待できます。
- 医療機器治療:脂肪溶解注射、HIFU、クールスカルプティングなどの医療施術は、より高い効果を求める方におすすめです。
ただし、施術を受けた場合でも、運動・食事・血行促進などの生活習慣を見直し、継続することがセルライト改善と再発予防には不可欠です。

近藤 好美
ORIENTAL GREEN
「頑張って運動してるのに、なぜか太もものボコボコだけは消えない」という声を、本当によく聞きます。
これは努力不足ではなく、アプローチ方法が間違っている可能性が高いんです。
通常の脂肪と違って、カチカチに固まってしまったセルライトには、プロの力で深部にアプローチしたり、血行を良くしたりする専門的なケアが有効です。
セルライトは、日々の血行不良やむくみの積み重ねが大きな原因。
一度できてしまうと改善が難しいため、毎日の生活でしっかりと予防ケアをしていくことが大切です。
ベルミスの着圧レギンスで、専門的な知見に基づいた「血行促進ケア」を無理なく続けてみませんか?
また、セルライトにはエステや医療が効果的ですが、まずは自宅でケアを始めたいという方も多いでしょう。セルライトケアにおすすめのマッサージローラーの選び方や、効果的な使い方を紹介した記事もぜひ参考にしてください。
セルライトに関するよくある質問

セルライトについて、多くの方が疑問に思っていることをまとめてみました。
正しい知識を持つことで、効果的な対策や予防に繋がります。
Q
日常生活でセルライトを予防するにはどうすればいい?
A
血行促進と老廃物の排出を意識した生活習慣を続けることが、セルライト予防の基本です。
特別な道具がなくても、日々のちょっとした行動で対策できます。
- 湯船に浸かって体を温め、入浴後にリンパマッサージ
- 水分をこまめに摂り、塩分・糖分の摂りすぎに注意
- 冷え対策を徹底する
- 十分な睡眠をとり、ホルモンバランスを整える
- 着圧レギンスで日常的にむくみケア
着圧レギンスは、立ちっぱなし・座りっぱなしの時間が多い方におすすめです。
脚を程よく圧迫することで血流やリンパの流れをサポートし、老廃物が溜まりにくい状態を保てます。
Q
セルライトは自分で潰しても大丈夫?
A
セルライトを力任せに潰したり、強く揉みほぐすのはNGです。
セルライトは脂肪細胞だけでなく、老廃物や線維が複雑に絡み合ってできているため、強く押しても解消されません。
内出血や炎症、毛細血管の損傷を招く可能性があり、逆に状態を悪化させるリスクがあります。
- セルフケアはオイルやクリームを使って、優しく撫でる程度にとどめましょう。
- マッサージは下から上へ、リンパの流れを意識して行うと効果的です。
- 気になる場合は、エステや医療機関での専門ケアを検討しましょう。

近藤 好美
ORIENTAL GREEN
強くマッサージをすれば効果がある、と誤解されている方は本当に多いです。
ですが、実は強い力でのマッサージは、毛細血管やリンパの流れをさらに悪化させてしまうリスクがあります。
特に、初期のセルライトは痛みを感じやすいので、無理は禁物です。
私たちが施術する際も、お客様のお身体の状態に合わせて、決して無理のないように、優しく、しかし確実にアプローチするよう心がけています。
セルライトを潰すのがなぜダメなのか、その詳しい理由や、間違ったマッサージのリスクについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
Q
セルライトと皮下脂肪の見分け方は?
A
見た目・感触・皮膚の状態に注目することで、セルライトと皮下脂肪はある程度見分けられます。
セルライト | 皮下脂肪 | |
---|---|---|
触感 | 硬く冷たい | 柔らかく温かい |
つまんだ時 | 凸凹が現れやすく、痛みを感じる | 表面はなめらかで痛みはない |
見た目 | 皮膚表面が波打ち、血色が悪く見える | 皮膚は均一で健康的な肌色をしている |
まとめ

セルライトと脂肪は、見た目は似ていても、できるメカニズム、効果的な対処法は異なります。
- セルライト:血行不良やリンパの滞り、ホルモンバランス、生活習慣、基礎代謝の低下などが原因で発生し、マッサージやエステ、医療機器によるアプローチが効果的です。
- 脂肪:エネルギーの過剰摂取や運動不足が主な原因で、運動、筋力トレーニング、食事改善といった基本的な生活習慣の見直し効果的な対策となります。
ご自身の気になる部分がどちらなのかを見極め、それぞれに合った方法でアプローチすることが、理想のボディラインへの近道です。
「でも毎日マッサージや運動を続けるのは正直大変…」
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