「産後の足がパンパンにむくんで、つらい…」
「ツボ押しで少しでも楽になる方法はないの?」
出産を終えたばかりのママの多くが、足のむくみに悩まされているのではないでしょうか?
産後の足のむくみは、ご自身で行うツボ押で改善できる場合があります。
この記事では、産後の足のむくみが起こる原因、効果的なツボの場所と押し方、ツボ押し以外のケア方法などを詳しく解説していきます。
産後のむくみと体型を同時にケアするなら、ペルシーのリセットレギンスがおすすめです。
目次
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産後に足がむくむのはなぜ?

産後、多くのママが悩む足のむくみ。妊娠中とはまた違う、パンパンになった足に戸惑う方もいるかもしれません。
ここでは、産後のむくみがなぜ起こるのか、主な原因を見ていきましょう。
ホルモンバランスの変化
出産後は、妊娠中に高い状態を保っていた女性ホルモンが急激に低下し、体内の水分調整機能に大きな影響を与えます。
特にエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンの急激な変化により、血管の透過性が高まります。
その結果、血管から周囲の組織に水分が漏れ出しやすくなり、足や手にむくみが現れるのです。
また、母乳の分泌を促すプロラクチンというホルモンも、体内の水分バランスに影響を与える要因の一つです。

近藤 好美
ORIENTAL GREEN
産後のむくみは、本当に多くの方が経験される自然な体の変化です。特にホルモンバランスの急激な変化は、ご自身ではどうにもできない部分も多いので、あまりご心配なさらないでくださいね。
当サロンにも「いつまでむくみが続くのか不安」というお声がよく届きますが、多くの方が徐々に改善されていきます。焦らず、ご自身のペースでケアを始めることが大切です。
血流やリンパの滞り
妊娠中は血液量が通常の1.5倍程度まで増加し、出産後にこの過剰な水分を排出する過程で血流やリンパの流れが滞りがちになります。出産時の出血や点滴も、体内の水分バランスに影響を与える原因の一つです。
また、妊娠期間中に大きくなった子宮による血管やリンパ管の圧迫の影響が、出産後もしばらく続くことがあります。特に下半身の血液やリンパ液は重力の影響で心臓に戻りにくく、足に溜まりやすくなる傾向があります。
運動不足
産後は安静に過ごす期間が長く、外出もままならないため、運動不足になりがちです。
特に、ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれ、血液を心臓に戻すポンプの役割をしています。運動量が減るとこのポンプ機能が低下し、血液やリンパ液が足に滞りやすくなり、むくみの原因となることがあります。
また長時間同じ姿勢での授乳や抱っこも、足の筋肉を使う機会を減らし、血流を滞らせる原因の一つです。
育児疲れ・ストレス
産後の生活は、慣れない育児や授乳、夜間の細切れ睡眠など、心身ともにストレスが蓄積しやすい環境です。ストレスや睡眠不足は自律神経の乱れを引き起こし、血行不良や体内の水分代謝の低下につながることがあります。
特に交感神経が優位になると血管が収縮し、血流が悪くなりがちです。
また、育児による精神的なストレスは、ホルモンバランスにも影響を与え、むくみの悪化要因となる場合があります。
産後の足のむくみに解消に効くツボ

ツボ押しは、忙しい育児の合間でも手軽にできるセルフケア方法です。
ここでは、産後の足のむくみに特に効果的な5つのツボを紹介します。ぜひ、毎日のセルフケアに取り入れて、足のむくみをスッキリさせましょう。
ここで紹介するツボの効果は、東洋医学における伝統的な考え方に基づいています。
現代医学的な観点から、これらのツボの効果に関する科学的根拠がまだ十分に確立されていない場合もありますが、ツボへの刺激はリラックス効果や血行促進に役立つと考えられています。
体調に異変を感じる場合は、速やかに医療機関を受診してください。
湧泉(ゆうせん):足裏の万能ツボで水分代謝UP

湧泉は足裏にある代表的なツボで、体内の水分代謝を促進し、むくみの根本的な改善に効果を発揮します。
- 位置:足裏の前から3分の1あたり
- 効果:腎機能が活性化され、体内の余分な水分や老廃物の排出が促される
- 押し方:親指の腹を使って3〜5秒間ゆっくりと圧をかけ、ゆっくりと離すのを5〜10回繰り返します。
三陰交(さんいんこう):女性の味方!ホルモンバランス調整

三陰交は「女性の万能ツボ」とも呼ばれ、ホルモンバランスを整える効果があるため、産後のむくみ対策には特におすすめです。
- 位置:内くるぶしの最も高い部分から指4本分上、骨の内側のくぼみがある位置
- 効果:血行促進や、女性ホルモンのバランス調整に働きかける
- 押し方:親指で円を描くようにマッサージしながら、1分程度刺激を続ける
足三里(あしさんり):免疫力向上と老廃物排出

足三里は、免疫力向上や胃腸機能の改善に効果があるツボで、体内の老廃物排出を促進してむくみを解消します。
- 位置:膝のお皿の下から指4本分下、脛骨の外側1指分の位置
- 効果:消化機能が活性化され、体内の水分バランスの調整機能が改善される
- 押し方:中指で押しながら小さく円を描くように刺激し、左右それぞれ1〜2分程度行う
承山(しょうざん):ふくらはぎのポンプ機能回復

承山は、ふくらはぎの筋肉の緊張をほぐし、血液やリンパの流れを改善するツボです。
- 位置:ふくらはぎの真ん中、アキレス腱と筋肉の境目のくぼみがある位置
- 効果:ふくらはぎのポンプ機能が活性化され、下半身の血流が改善される
- 押し方:両手の親指を重ねて、やや強めに5〜10秒間押し、ゆっくりと離すのを5回程度繰り返す
太衝(たいしょう):血行促進で根本改善

太衝は、全身の血流を改善し、気の流れを整える重要なツボで、むくみの根本的な改善に効果があります。
- 位置:足の甲側で、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみに位置
- 効果:肝機能が活性化され、血液の浄化作用や解毒作用が促進される
- 押し方:親指で優しく押しながら、深呼吸を3〜5回行う

近藤 好美
ORIENTAL GREEN
サロンでも「ツボ押しって本当に効果があるんですか?」とよく聞かれますが、実際にインディバ施術と合わせてツボ刺激を行うと、血行促進効果が格段に上がることを現場で実感しています。
特に産後2週間を過ぎたあたりから、「あれ?足が軽くなった」と驚かれるお客様が多いんです。大切なのは、痛みを感じない程度の優しい刺激で継続すること。無理をせず、心地よさを感じながら行ってくださいね。
ツボ押し以外にできるむくみ対策

ツボ押しと併用することで、さらに効果的にむくみを解消できる方法があります。
ここでは、忙しいママでも取り入れやすい、手軽で効果的なむくみ対策を紹介します。
足浴で温めて血行を促進
38〜40度程度のぬるめのお湯での足浴は、血管を拡張させて血流を改善し、むくみの解消に効果的です。15〜20分程度の足浴で十分効果があり、ゆっくりと湯船に浸かるのが難しい時期でも手軽に血行促進ケアを行うことができます。
例えば、赤ちゃんが寝ている間に、テレビを見ながらなど「ながらケア」として取り入れやすいのも魅力です。アロマオイルを数滴垂らしたり、エプソムソルトを加えたりすると、リラックス効果も高まり、心身のリフレッシュにもつながります。
ストレッチやマッサージ
軽いストレッチやマッサージは、血液やリンパの流れを促進し、足に溜まった余分な水分を流すのに効果的です。
- 足首を回す
- つま先を上下に動かす
- ふくらはぎを下から上に向かって優しく撫でる
マッサージは強すぎず、心地よい程度の圧で行うことがポイントです。産後は身体がデリケートな状態なので、優しく丁寧に行いましょう。
オイルやクリームを使用することで、肌への摩擦を減らし、より効果的にマッサージができます。
塩分と水分の摂り方を見直す
むくみ解消には、適切な水分補給と塩分コントロールの両方が重要です。
「むくむから水分を控える」のは逆効果で、1日1.5〜2リットルをこまめに摂取することが大切です。授乳中は特に水分が必要なため、喉が渇く前にお水やノンカフェインのお茶を意識的に飲みましょう。
同時に、塩分摂取量を1日6.5g未満に抑え、バナナやアボカド、きゅうりなどカリウム豊富な食材を積極的に摂取することで、体内の余分なナトリウムの排出を促進できます。
着圧レギンスで手軽にむくみケア
着圧レギンスは、足に適度な圧力をかけることで、血流やリンパの流れをサポートし、むくみを軽減する効果が期待できます。
産後の忙しい育児期間中でも、履くだけで継続的にケアができるため、「時間がない」「運動ができない」というママにも理想的です。
中でも「ペルシー」のリセットレギンスは、むくみ対策だけでなく、産後の体型戻しにも効果的で、独自の「加圧」技術と「適切な負荷」で、着用するだけでインナーマッスルをサポートします。
一般的な骨盤ベルトのようにズレる心配がなく、骨盤から足首までしっかりサポートしてくれるのも嬉しいポイントです。体にフィットする構造で、長時間の着用でも快適さが持続し、高い通気性となめらかな生地により、ムレにくく快適な履き心地を実現しています。
まとめ

産後の足のむくみは、ホルモンバランスの変化や血流の滞り、運動不足、育児疲れなど様々な要因が重なって起こる自然な体の変化です。
ツボ押しという手軽なセルフケアを取り入れることで、忙しいママでも効果的にむくみを解消できます。
- 湧泉(ゆうせん):水分代謝を促進
- 三陰交(さんいんこう):ホルモンバランス調整
- 足三里(あしさんり):免疫力向上と老廃物排出
- 承山(しょうざん):ふくらはぎのポンプ機能回復
- 太衝(たいしょう):血行促進で根本改善
ツボ押しに加えて、足浴・ストレッチ・適切な水分補給・塩分控えめの食事などにケアを行うことで、より効果的にむくみを改善できます。
また、時間のないママには、履くだけで継続的にケアができるペルシーのリセットレギンスも役立つでしょう。

近藤 好美
ORIENTAL GREEN
セラピストとして多くの女性の体を見てきましたが、産後の忙しい時期に「自分のケアに時間を割く」のは本当に難しいことです。だからこそ、今回ご紹介したような「ながらケア」や「履くだけケア」を上手に活用していただきたいと思います。
私自身、インディバの施術で血行促進をサポートしていますが、日常的にツボ押しや着圧アイテムを使うことで、より効果的にむくみをケアできると感じています。完璧を目指さず、できることから始めて、ご自分を大切にしてくださいね。