「着圧ソックスを脱いだ後、なんだか足がだるくて重い…」
「効果があると思って履いているのに、逆に疲れるのはなぜ？」
そんな経験はありませんか？
せっかくむくみ対策をしたのに、かえってだるくなってしまうと、「着圧ソックスは自分に合わないのかも…」と不安になってしまいますよね。
この記事では、着圧ソックスを脱いだ後に足がだるくなる原因を徹底的に解明し、今すぐできる対処法から根本的な予防法まで、わかりやすく解説します。この記事を読めば、着圧ソックスでだるさを感じることなく、快適なむくみケアができるようになるはずです。
この記事の監修者
近藤 好美
ORIENTAL GREEN 銀座インディバ
オーナーセラピスト／インディバスーパーバイザー
セラピスト歴25年、インディバ施術歴20年以上の経験を持つ、身体のラインとコンディションを整えるプロフェッショナル。これまでに3,000人以上の身体の悩みに向き合い、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術を提供。
目次
着圧ソックスを脱いだ後にだるさを感じる原因
着圧ソックスを脱いだ後のだるさには、主に3つの原因があります。正しい原因を知ることで、効果的な対策を立てることができます。
長時間の着用による血流の一時的な変化
着圧ソックスは、足に圧力をかけて血行を促進し、心臓への血流をサポートする役割を担っています。しかし、長時間着用し続けると、この「外部からのサポート」に体が慣れてしまい、ソックスを脱いだ際にそのサポートが急になくなることで、一時的に血流のバランスが崩れてしまいます。
近藤 好美
ORIENTAL GREEN
施術現場で25年間、3,000人以上の方の足を見てきましたが、「着圧ソックスを脱いだ後のだるさ」でご相談される方は本当に多いです。これは体が悪いわけではなく、血管の自然な反応なので心配しすぎないでくださいね。大切なのは、体が本来の血流リズムを取り戻すまでの「移行期間」をうまくサポートしてあげることです。
サイズや圧力が足に合っていない
着圧ソックスの効果は、足首からふくらはぎにかけて段階的に圧力を加えることで得られます。しかし、サイズが小さすぎて締め付けが強すぎる場合、血流が阻害され、かえって足に負担をかけてしまいます。その結果、ソックスを脱いだ後に、血行不良によるだるさや疲労感を感じやすくなります。
一方、サイズが大きすぎる場合は、十分な着圧効果が得られず、だらだらと長時間着用することになり、結果的に筋肉疲労を招いてしまいます。また、圧力が強すぎる着圧ソックスを日常使いしている場合も、脱いだ後のだるさの原因となります。
着用方法や履く時間帯の間違い
正しい位置に着用できていない場合や、夜用着圧ソックスを日中に使用するなど、用途と使用タイミングが間違っているケースも多く見られます。着圧ソックスは、かかとやつま先の位置、ふくらはぎの最も太い部分への圧のかかり方が重要です。
また、就寝中に日中用の強い着圧ソックスを着用することも、だるさや不快感につながることがあります。日中用は活動時の血行をサポートするために圧力が強めに作られているため、睡眠中のリラックスした状態には適していません。
【だるさの原因別】あなたはどのタイプ？セルフチェック方法
着圧ソックスを脱いだ後にだるさを感じる原因は、人それぞれ異なります。まずは、自分がどのタイプに当てはまるのかをチェックしてみましょう。以下の3つのチェック項目を参考に、あなたのだるさの原因を探ってみてください。
着用時間をチェック（8時間以上履き続けていませんか？）
着圧ソックスの着用時間は、その日の活動量やソックスの種類によって異なりますが、一般的には長時間連続して着用し続けるのは避けるべきです。朝起きてから寝るまで、一日中着圧ソックスを履いているとしたら、それがだるさの原因かもしれません。
仕事で長時間座りっぱなし・立ちっぱなしという方は、休憩時間にソックスを脱いで足を休ませたり、軽く足を動かすストレッチを取り入れると良いでしょう。また、帰宅後は早めにソックスを脱ぎ、リラックスできる状態にしてあげることが大切です。
また着圧ソックスを脱いだ時に、圧迫跡が30分以上残っている場合も、長時間着用しすぎているサインです。
サイズをチェック（締め付けがきつすぎる・ゆるすぎませんか？）
着圧ソックスを履いた時に、以下のようなサインが出ていないか確認してみてください。
- きつすぎるサイン
足が締め付けられて痛い・足先が冷たく感じる・かゆみやしびれがある・ソックスを脱いだ後に肌に強い跡が残る - ゆるすぎるサイン
ソックスがずり落ちてくる・着圧感がほとんどない・足のむくみが解消されない
このようなサインがある場合は、サイズや圧力が合っていない可能性があります。購入前に、必ずパッケージに記載されているサイズ表を確認し、自分の足首やふくらはぎの周径を測ってから選ぶようにしましょう。
履き方をチェック（正しい位置で着用できていますか？）
着圧ソックスを途中でくしゃっとさせたり、急いで引っ張り上げたりして履いているなら、それがだるさの原因かもしれません。
- まず足先をソックスの奥まで入れ、かかとを合わせる
- シワやたるみができないように、少しずつ引き上げていく
- しわや折り返しがないか鏡でチェック
シワが寄った状態で着用すると、その部分に圧力が集中し、血流を妨げてしまいます。また、膝下までのタイプの場合は、ソックスの履き口が膝の下に来るように調整し、膝裏に食い込まないように注意しましょう。正しい履き方をすることで、だるさの予防だけでなく、むくみ改善効果も高まります。
脱いだ後のだるさを即効で解消する対処法
着圧ソックスを脱いだ後、足がだるいと感じた時、すぐに試せる対処法を紹介します。どの方法も5〜10分程度で効果を実感できるはずなので、ぜひ試してみてください。
血行促進マッサージ
足のだるさを感じた時は、足裏やふくらはぎを優しくマッサージしてあげましょう。マッサージによって筋肉がほぐれ、血行が促進されます。マッサージオイルやクリームを使うと、摩擦が減り、より効果的です。
特に、ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、血流を促す重要な役割を担っています。足首から心臓に向かって、下から上へと優しくさするようにマッサージするのがポイントです。また、足の指を一本ずつ回したり、足の甲から足首にかけてリンパを流すようにマッサージするのもおすすめです。
近藤 好美
ORIENTAL GREEN
セラピストとして20年以上の経験から言えるのは、「強さよりも方向性」が重要だということです。サロンでも、力を入れすぎて逆効果になってしまう方をよく見かけます。リンパの流れは一方向なので、必ず「心臓に向かって」を意識してください。また、5分程度の短時間でも、正しい方向で行えば十分効果を実感できるはずです。
温冷交互浴で血流改善
40度程度の温かいお湯と、20度程度の冷たい水に交互に足を浸ける温冷交互浴は、血管の収縮と拡張を促進し、自然な血行改善効果が期待できます。
- 洗面器を2つ用意し、それぞれに温水と冷水を入れる
- 足を温かいお湯（40度前後）に3分浸す
- その後冷たい水（15度前後）に1分間浸す
上記を3～5回繰り返します。
最後は温水で終了するのがポイントです。入浴時にシャワーで行う場合は、温冷の時間を30秒ずつに短縮しても効果があります。
足上げストレッチで老廃物を流す
だるさを感じた時に、手軽にできるのが足上げストレッチです。仰向けになり、クッションや枕などを足の下に置き、足を心臓より高い位置に上げます。この状態で10分～15分程度リラックスするだけで、重力によって足に溜まった水分や血液が心臓に戻りやすくなり、むくみやだるさが軽減されます。
さらに効果を高めたい場合は、足を上げた状態で足首を回したり、つま先を伸ばしたり、曲げたりする動きをゆっくりと繰り返すと良いでしょう。
ツボ押しで疲労回復を促進
足の疲労回復に効果的なツボを刺激することで、だるさや重い感覚を素早く改善できます。特に効果的なのは、足裏の中央にある「湧泉（ゆうせん）」と、ふくらはぎの内側にある「三陰交（さんいんこう）」です。
- 三陰交（さんいんこう）
内くるぶしの最も高いところから指4本分上にあるツボ。むくみや冷え、生理痛など女性特有の悩みに効果的と言われています。 - 湧泉（ゆうせん）
足の裏の土踏まずのやや上、人差し指と中指の付け根の間にあります。疲労回復や体力増強、血行促進に効果的とされています。
これらのツボを、息を吐きながら3〜5秒かけてゆっくりと押し、息を吸いながら力を抜くのを数回繰り返すと良いでしょう。ツボ押し後は、軽く足首を回して血行を促進しましょう。
自分に合った着圧ソックスの選び方
「着圧ソックスを脱いだ後のだるさ」を未然に防ぐためには、日頃から正しい使い方を心がけることが重要です。ここでは、だるさを予防するためのポイントを紹介します。
足首・ふくらはぎ周径を測る
朝のむくみが少ない時間帯に、足首の最も細い部分とふくらはぎの最も太い部分を正確に測定することが、正しいサイズ選びの基本です。メジャーは、皮膚に食い込まない程度に軽く当てて測ります。
- 足首周径：くるぶしの少し上の最も細い部分で測定
- ふくらはぎ周径：立った状態で最も太い部分を測定
この2つの数値をメーカーのサイズ表と照らし合わせ、両方の条件を満たすサイズを選びましょう。測定は左右両方の足で行い、大きい方のサイズに合わせることも重要です。
hPaの目安を理解する
着圧ソックスを選ぶときは、圧の強さである hPa（ヘクトパスカル） を目安にするとわかりやすいです。
- 10〜20hPa：使うのが初めての方や、軽いむくみ対策におすすめ
- 20〜30hPa：日常的にむくみや疲れを感じやすい方に適した圧
- 30〜40hPa以上：つらいむくみをしっかりケアしたい方や強めのサポートが必要な方に向いている
着圧ソックスを選ぶ際は、まず「自分に合った圧の目安」を理解することが大切です。そのうえで、むくみや疲れが気になりやすい方には、ベルミスのように強圧力タイプのレギンスもおすすめです。
ベルミスは最大40.6hPaの設計なので、一般的な着圧アイテムよりもしっかりとしたサポート力があります。強すぎて履きにくい印象を持つかもしれませんが、ベルミスは段階的に圧がかかるよう設計されているため、無理なく続けられます。
素材・機能性にも注目する
着圧ソックスは、着圧の強さだけでなく、素材や機能性も様々です。例えば、夏場は吸汗速乾性のある素材や通気性の良い素材、冬場は保温性の高い素材を選ぶと、一年中快適に着用できます。また、足裏に滑り止めが付いているものや、つま先が開いているものなど、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。
着圧ソックスのだるさに関するよくある質問
着圧ソックス使用者から寄せられることの多い質問をまとめました。
Q
脱いだ後のだるさは慣れで解消される？
A
着圧ソックスを脱いだ後のだるさは、体が着圧ソックスに慣れることで軽減される場合があります。しかし、サイズや圧力が合っていない、または着用時間が長すぎるなど、根本的な原因がある場合は、慣れだけでは解消されません。そのようなだるさは、血行不良や体への負担を示しているサインかもしれません。
だるさが続く場合は、一度ソックスのサイズや着用時間、着用方法を見直し、原因を特定することが重要です。無理をして使い続けるのではなく、正しい使い方に切り替えることで、快適な状態を維持できます。
Q
夜用と昼用の使い分けは必要？
A
はい、夜用と昼用の使い分けは必要です。昼用の着圧ソックスは、立っている時や座っている時など、活動中の足のむくみをケアするために圧力が強めに作られています。一方、夜用（おやすみ用）は、横になっている状態に合わせて圧力が弱く、段階着圧も緩やかに設定されています。
日中用の強い圧力を就寝中に使用すると、血行不良や不快感につながり、かえってだるさの原因になります。それぞれの目的に合ったソックスを使い分けることで、より安全に、そして効果的にむくみケアができます。
Q
妊娠中の使用で気をつけることは？
A
妊娠中の方は、着圧ソックスの使用に注意が必要です。妊娠中はホルモンバランスの変化でむくみやすくなりますが、体がデリケートな時期のため、医師に相談してから使用しましょう。特に、医師の指示がない限り、強すぎる圧力のものは避けるべきです。また、長時間連続して着用しない、締め付けがきつすぎないか常に確認するなど、慎重に使用することが重要です。
まとめ
着圧ソックスを脱いだ後のだるさは、正しい知識と適切な使用方法で予防・改善できます。
- 長時間の着用
→ 着用時間を守る・就寝時に使う場合はおやすみ用 - サイズや圧力が足に合っていない
→ 足首やふくらはぎの周径をはかり、自分に合ったサイズを使用する - 着用方法の間違い
→ 履いた時にねじれやシワがないことをチェックする
もし着用後にだるさを感じたら、マッサージ・温冷交互浴・足上げストレッチなど、即効性のある対処法を試してみてください。
着圧ソックスは、正しく使えばむくみ対策に役立つアイテムです。もし今だるさを感じているなら、まずはご自身の使い方やソックスが足に合っているかを見直してみてください。
足のむくみ対策なら、ベルミスの着圧レギンスもおすすめです。ソックスではカバーできないおしりやウエスト周りもしっかりとカバーできるので、全身のスタイルアップが叶います。
シリーズ累計販売数680万枚を突破した大人気の着圧レギンス「ベルミス」。人気の秘密は、独自の着圧技術と、利用シーンに合わせて選べる豊富なラインナップにあります。
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