「トレンカって何？」「レギンスとどう違うの？」と疑問に思っていませんか？
足元のおしゃれアイテムとして注目されるトレンカですが、その特徴や使い方がよくわからないという方も多いでしょう。
この記事では、トレンカの基本情報から、レギンスやスパッツとの違い、自分に合った選び方まで詳しく解説します。
トレンカの魅力を知って、コーディネートの幅を広げましょう。
履くだけで下半身の脚やせが叶うトレンカは、スリムトレンカプロがおすすめです。
この記事の監修者
近藤 好美
ORIENTAL GREEN 銀座インディバ
オーナーセラピスト／インディバスーパーバイザー
セラピスト歴25年、インディバ施術歴20年以上の経験を持つ、身体のラインとコンディションを整えるプロフェッショナル。これまでに3,000人以上の身体の悩みに向き合い、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術を提供。
目次
トレンカとは？
トレンカは、伸縮性のある素材で作られた脚に密着するレギンス型のボトムスです。最大の特徴は、土踏まずにひっかける部分があり、つま先が露出していることです。
この独特な形状により、足首から足の甲までをカバーしながら、指先は自由に動かせる構造になっています。
トレンカの名前の由来と歴史
トレンカという名称には、興味深い由来があります。
本来の名称は「トレンカー」で、この形のスキーパンツを考案したルイス・トレンカー（1892-1990）に由来するとされています。また、「引っ張る」という意味の「トレッカー」、すなわち「裾を足に引っ掛けてはく」ことから由来した造語という説も有力です。
元々はスキーやスケート、体操などのスポーツウェアとして使用されていました。日本では以前からバレエ用タイツとして着用されていましたが、2009年頃から新たなカジュアルファッションアイテムとして注目を集め、おしゃれな女性の間で人気が広がりました。
トレンカの基本的な特徴
トレンカには、以下のような特徴があります。
形状の特徴
- 腰から足の甲までを覆う長さ
- 土踏まずにひっかける部分がある
- つま先が開いている
- 伸縮性のある素材で脚にフィットする
機能的な特徴
- 足首より下の部分は蒸れにくい
- 裾がめくれ上がらず安定感がある
- 足の甲をカバーするため日焼け予防にも効果的
- 足が細長く見える視覚効果がある
トレンカとレギンス・スパッツの違い
レギンス、スパッツ、トレンカは見た目が似ているため、混同されがちです。しかし、それぞれに明確な違いがあります。
トレンカとレギンスの違い
レギンスは、腰から足首まで、または膝下までを覆うボトムスです。
- 丈が膝下～足首まで
- 足首で終わり、足の甲は覆わない
- アウターウェアとして着用
- ファッション性を重視したデザインが多い
トレンカとの違い
- レギンスは足首で終わるのに対し、トレンカは足の甲まで覆う
- レギンスは土踏まずにひっかける部分がない
- トレンカはつま先が開いている
レギンスは2006年以降から女性用のおしゃれ着として広まり、ファッション業界がレギンスとして流行らせた際に広く知られるようになりました。
トレンカとスパッツの違い
スパッツは、レギンスという言葉が流行る前に使われていた呼び名で、明確な違いはありませんが、現在では以下のような区別がされています。
- 丈が膝下～足首まで
- ぴったりとしたシルエット
- スポーツウェアやフィットネス用途で着用
- 股引（ももひき）に近い役割
トレンカとの違い
- スパッツは足首で終わる
- トレンカは足の甲まで覆い、土踏まずにひっかける
- スパッツは主にスポーツ用、トレンカはファッションアイテムとしても使用
スパッツは形状や役割が股引に近いため、正装に用いられることはなく、あくまでカジュアルに活用されることが多いです。
タイツとトレンカの違い
タイツは、つま先まで覆っている厚手の生地のレッグウェアです。
- つま先まで完全に覆う
- 厚手の生地（薄手になるとストッキング）
- フィット性が高い
- インナーウェア用途で着用
トレンカとの違い
- タイツはつま先まで覆うのに対し、トレンカはつま先が開いている
- タイツは土踏まずにひっかける部分がない
- トレンカの方が通気性が良い
トレンカ・レギンス・スパッツ・タイツの比較表
以下の表で、各アイテムの違いをまとめました。
| 種類 | 丈・特徴 | 用途 | つま先の状態 |
|---|---|---|---|
| トレンカ | つま先が開いている、足の甲まで覆う | アウターウェア | 開いている |
| レギンス | 膝下～足首まで | アウターウェア | 覆わない |
| スパッツ | 膝下～足首まで | スポーツウェア・フィットネス | 覆わない |
| タイツ | つま先まで完全に覆う | インナーウェア | 覆っている |
トレンカのメリットとデメリット
トレンカを選ぶ前に、そのメリットとデメリットを正しく理解しておくことが大切です。
トレンカのメリット
トレンカには、多くの魅力的なメリットがあります。
スタイルアップ効果がある
- 足が細長く見える視覚効果がある
- 足首をきれいに見せることができる
- はくだけで脚を長くすっきりと見せられる
快適性と機能性がある
- 夏場の炎天下でも蒸れにくい構造
- つま先が開いているため通気性が良い
- 裾がめくれ上がらず安定感がある
- 足の甲を覆うため日焼け予防にも効果的
コーディネートの幅が広がる
- パンプスやサンダルと好相性
- オープントゥの靴にも合わせやすい
- レギンスよりも肌が見える面積が少なく上品な印象
- 脚を出したくない時に活躍する
着圧タイプのメリット
- 脚に適度な圧力をかけることですっきり感が得られる
- むくみ対策に効果的
- 美脚に見せたい人におすすめ
トレンカのデメリット
一方で、トレンカにはいくつかのデメリットもあります。
着用感に関するデメリット
- 足首周りのフィット感が強く感じる場合がある
- 慣れるまで土踏まずの引っかけ部分が気になることがある
ファッション面でのデメリット
- タイツに比べて保温性が若干劣る
- 靴下との重ね履きがしにくい
メンテナンスに関するデメリット
- 足の甲の部分が伸びやすい
- 土踏まずの引っかけ部分が破れやすい
- タイツやレギンスに比べて耐久性が低い場合がある
使用シーンの制限がある
- フォーマルなシーンには不向き
- ブーツとの組み合わせがしにくい
- 閉じたつま先の靴を履く場合は効果が見えにくい
これらのメリットとデメリットを理解した上で、自分のライフスタイルや使用シーンに合ったトレンカを選ぶことが重要です。
トレンカの選び方
自分に合ったトレンカを選ぶためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
トレンカのサイズの選び方
トレンカを効果的に着用するためには、自分にぴったりのサイズを選ぶことが最も重要です。
サイズ選びの基本
- 身長、体重、ウエスト、ヒップ、太もも、ふくらはぎなどのサイズ目安を確認する
- できるだけ自分の体型に近いものを選ぶ
- サイズの目安が細かく記載されている商品を選ぶ
- ヒップサイズが最も重要
- 着圧が強いトレンカでは、ヒップサイズが小さすぎるとお尻で引っかかる
- 2つのサイズに当てはまるときは、ひとつ大きいサイズを選ぶのがベター
- 苦しさの少ないものを選びたい人は、ワンサイズ大きめを検討
- 初めて着用する人は、小さめよりも大きめの方が失敗しにくい
トレンカの着圧値の選び方
着圧トレンカを選ぶ場合は、着圧値を確認することが大切です。
着圧値の基本知識
- 着圧値は「hPa（ヘクトパスカル）」で表される
- 数値が大きいほど圧力が強くなる
- 一般的な着圧値：足首20〜30hPa、ふくらはぎ10〜20hPa、太もも5〜15hPa
- 足のすっきり感を得たいときに最適
- 仕事や家事で立ちっぱなしの日におすすめ
- 足首の着圧値が30hPaに近いものを選ぶ
- 「強力」というワードや口コミを参考にする
- リラックスタイムや就寝用に適している
- 足首部分が15〜21hPaを目安にする
- 苦しく感じない、ほどよい着用感を得られる
- はじめて着用する人にもおすすめ
- 心地よく感じる着圧レベルは人によって異なる
- まずは弱いものから試すのがおすすめ
- 慣れてきたら強いものに変えて、自分に合う着圧値を探す
スリムトレンカプロがおすすめ
着圧トレンカを初めて選ぶ際は、実績のある製品を参考にするのも一つの方法です。
例えば、スリムトレンカプロは、ベルミス史上初の12方向からの着圧設計を採用し、胸下から足裏までトータルでカバーする構造が特徴です。
自宅での集中ケアに特化した設計で、姿勢サポート機能も備えているため、在宅ワークが多い方や、自宅でしっかりケアしたい方から支持を集めています。
近藤 好美
ORIENTAL GREEN
このような実績のある製品の着圧設計を参考にしながら、自分の体調や使用シーンに合った着圧値を選ぶと失敗が少なくなります。
トレンカの厚みとデニール値の選び方
トレンカの見た目や保温性は、生地の厚みによって大きく変わります。
- 美脚に見えやすい厚さ
- コーディネートをすっきりとまとめたい時に重宝
- ストッキング感覚ではける
- はじめての人におすすめ
- 透け感を抑えた厚み
- カジュアルにもシックにも対応できる
- ブーツやスニーカーと好相性
- 使い回しやすく便利
- 保温性が高い
- 裏起毛や発熱素材を使用したものがおすすめ
- 冬の屋外でも快適に過ごせる
- 発色が良く、トレンカのカラーを楽しめる
トレンカに関するよくある質問
ここでは、トレンカに関してよく寄せられる質問にお答えします。
トレンカは時代遅れではないですか？
トレンカは90年代や2009年頃に大ブームを巻き起こしたアイテムですが、現在でも用途によっては十分に活用できます。
- 日常のファッションアイテムとしての人気は落ち着いている
- マリンスポーツやレジャーシーンでは現在も人気
- 着圧タイプは美脚・むくみ対策として需要がある
- 機能性重視の使い方であれば時代遅れではない
ファッションとして取り入れる場合は、最新のスタイリングを研究することをおすすめします。
トレンカと靴下はどちらを上に履きますか？
基本的には、トレンカを先に履き、その上から靴下を履くのが一般的です。
- トレンカは肌に密着させることで効果を発揮する
- 靴下を先に履くとトレンカのフィット感が損なわれる
- 見た目もすっきりとまとまる
ただし、つま先とかかとが開いているトレンカの特性上、通常の靴下との重ね履きは見た目が不自然になることがあります。
トレンカの洗濯方法は？
トレンカを長持ちさせるためには、適切な洗濯方法が重要です。
基本的な洗濯方法
- 洗濯機対応の商品でも、洗濯ネットに入れる
- デリケート洗いコースを使用
- 中性洗剤を使用
- 漂白剤は使用しない
干し方のポイント
- 直射日光を避けて陰干し
- 乾燥機は避ける
- 平干しが理想的
- 土踏まずの引っかけ部分に負担をかけない
トレンカはどこで購入できますか？
トレンカは、以下のような場所で購入できます。
実店舗
- 下着・インナー専門店
- スポーツ用品店（スポーツ用トレンカ）
- ファッション量販店
- バレエ用品店（バレエ用トレンカ）
オンラインストア
- ベルミス
- Amazon、楽天市場などの大手通販サイト
- アパレルブランドの公式オンラインストア
トレンカを上手に活用してファッションと快適性を両立しよう
トレンカは、つま先が開いており、土踏まずにひっかける独特な構造を持つレギンス型のボトムスです。
レギンスやスパッツと比較すると、足の甲まで覆う長さと、つま先が開いているという点が大きな違いです。この特徴により、蒸れにくく、オープントゥの靴とも組み合わせやすいというメリットがあります。
トレンカを選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。
- サイズ選び：特にヒップサイズに注目し、自分の体型に合ったものを選ぶ
- 着圧値：使用目的に応じて強めか弱めかを選択
- デニール値：透け感や保温性の好みで40〜110デニール以上から選ぶ
- デザイン：かかとありorなし、カラーを着用シーンに合わせて選ぶ
- 機能性：UVカット、抗菌防臭、接触冷感、保温性などを確認
トレンカは、日常のファッションアイテムとしてだけでなく、マリンスポーツやレジャーシーン、着圧タイプとして美脚・むくみ対策としても活用できます。
自分のライフスタイルや使用目的に合ったトレンカを選び、快適でおしゃれな着こなしを楽しんでください！
近年では、スリムトレンカプロのように、従来のトレンカの機能に加えて姿勢サポートや多方向着圧などの機能を備えた製品も登場しています。
こうした進化した着圧トレンカは、単なるファッションアイテムを超えて、自宅での本格的な美脚ケアアイテムとしても活用できます。
