寝る前のヨーグルト×はちみつの効果は？ダイエット効果のある食べ方やおすすめレシピを紹介！

「寝る前にヨーグルトとはちみつを食べると良いって聞いたけど、本当に効果があるの？」
「ダイエット中だけど、夜に食べても大丈夫？」

寝る前のヨーグルト×はちみつを食べることは、睡眠の質や便秘、ダイエットに悩んでいる方に嬉しい効果をもたらします。しかし「夜に食べても太らない？」「本当に効果があるの？」と、疑問に思う方もいるでしょう。

この記事では、寝る前にヨーグルトとはちみつを食べることで得られる効果や、効果を最大化する正しい食べ方、悩み別のおすすめレシピまで詳しく解説します。

睡眠や美容、健康に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
近藤好美
ORIENTAL GREEN 銀座インディバ
オーナーセラピスト／インディバスーパーバイザー

セラピスト歴25年、インディバ施術歴20年以上の経験を持つ、身体のラインとコンディションを整えるプロフェッショナル。これまでに3,000人以上の身体の悩みに向き合い、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術を提供。

寝る前のヨーグルト×はちみつで得られる効果

寝る前にヨーグルトとはちみつを組み合わせて食べることで、睡眠の質向上からダイエット、美肌まで、さまざまな健康効果が期待できます。ここでは、具体的な効果を紹介します。

睡眠の質が改善

ヨーグルトに含まれる「トリプトファン」というアミノ酸が、睡眠ホルモンであるメラトニンの材料となり、深い眠りをサポートします。

トリプトファンとは？

トリプトファンは必須アミノ酸の一種で、体内で「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンに変換され、さらに夜になると「睡眠ホルモン」のメラトニンに変化します。

寝つきが悪い方や夜中に何度も目が覚めてしまう方は、就寝の2〜3時間前にヨーグルトとはちみつを食べる習慣をつけることで、自然と深い眠りにつけるようになるでしょう。カルシウムやマグネシウムも神経の興奮を抑え、リラックス効果をもたらしてくれます。

無理なくダイエットできる

「寝る前の食事＝太る」というイメージがあるかもしれませんが、適量のヨーグルトとはちみつはむしろダイエットをサポートします。ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内環境を整え、代謝を高めることで、脂肪が燃焼しやすい体質へと導いてくれます。

はちみつは砂糖よりも血糖値の上昇が緩やかで、少量でも満足感が得られるため、夜の間食欲を抑える効果も期待できます。就寝中に腸内環境が整うことで、翌朝のお通じもスムーズになり、体の中から余分なものが排出されやすくなるでしょう。

ヨーグルト100gとはちみつ小さじ1〜2杯なら、約80〜106kcal程度と低カロリーです。

頑固な便秘を改善する

ヨーグルトの代名詞とも言える乳酸菌と、はちみつに含まれるオリゴ糖の組み合わせは、最強の整腸作用を発揮します。ヨーグルトの乳酸菌は、腸内で悪玉菌の増殖を抑え、腸内フローラ（細菌叢）を良好な状態に整える役割を担っています。

しかし、乳酸菌は生きて腸まで届いても、定着するのが難しいという課題があります。ここで重要な役割を果たすのが、はちみつのオリゴ糖です。オリゴ糖は、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌の「餌」となり、その増殖を助けます。

つまり、ヨーグルトとはちみつを一緒に摂ることで、乳酸菌の働きが格段に高まるというわけです。

特に、起床から15〜19時間後は「腸のゴールデンタイム」と呼ばれています。例えば朝7時に起きた場合、夜22時から深夜2時頃がこの時間帯にあたります。この時間に善玉菌をサポートすることで、翌朝の自然でスムーズなお通じへとつながります。

腸のゴールデンタイムは個人の起床時間によって異なります。ご自身の生活リズムに合わせて、起床から15〜19時間後を目安にしてください。

免疫サポートに役立つ

腸管には多くの免疫細胞が存在しており、腸内環境を整えることは健康維持に役立ちます。寝る前にヨーグルトとはちみつを摂る習慣は、この免疫システムをサポートする可能性があります。

ヨーグルトの乳酸菌は腸内の善玉菌を増やし、腸内環境の改善に寄与します。はちみつには抗菌作用があり、喉の不快感を和らげる効果が期待できることから、民間療法としても用いられてきました。

これらを継続して摂取することで、特に季節の変わり目や乾燥する時期の健康維持に役立つでしょう。ただし、これらは健康的な生活習慣の一部であり、バランスの取れた食事や十分な睡眠など、総合的な健康管理が重要です。

美肌効果で翌朝の化粧ノリUP

腸内環境が整うと、肌のターンオーバーも正常化され、ニキビや肌荒れが改善されます。

ヨーグルトに含まれるビタミンB群は、肌の代謝（ターンオーバー）を正常化し、ニキビや乾燥を防ぐ効果が期待できます。また、はちみつには強力な抗酸化作用を持つポリフェノールが含まれており、寝ている間に肌細胞のダメージを修復し、アンチエイジングをサポートします。

就寝中は成長ホルモンが分泌され、肌の修復が行われる大切な時間です。この時間に向けて栄養を補給しておくことで、翌朝の肌のハリやツヤが違ってきます。

化粧のりが悪い、肌がくすんでいると感じている方は、寝る前のヨーグルト×はちみつ習慣を取り入れてみましょう。

近藤好美
ORIENTAL GREEN

私自身、25年間のセラピスト経験の中で、食事による内側からのアプローチと適切な外側からのサポートを組み合わせることで、より効果的に美肌へと導けることを実感してきました。

実は当サロンでも、就寝前の習慣として着圧ケアを取り入れている方が多くいらっしゃいます。ヨーグルトとはちみつで内側から整えつつ、ベルミスのような着圧アイテムで血流やリンパの流れをサポートすることで、翌朝の顔のむくみやくすみが驚くほど改善されるんです。睡眠中は体の修復時間。この大切な時間を最大限に活かすために、内と外、両方からのアプローチをぜひ試してみてくださいね。

効果を最大化するヨーグルトとはちみつの食べ方【実践編】

せっかく良い習慣を始めるなら、最大限の効果を得たいですよね。ここでは、ヨーグルトとはちみつの効果を高めるための、具体的な実践方法と注意点を紹介します。

ベストタイミングは就寝の2〜3時間前

「寝る前」といっても、布団に入る直前に食べるのは胃腸に負担をかけるため避けましょう。最も効果的なタイミングは、就寝する2〜3時間前です。

この時間に食べることで、消化吸収がある程度進み、胃腸への負担を最小限に抑えられます。そして、ちょうど「腸のゴールデンタイム」に、ヨーグルトの乳酸菌とはちみつのオリゴ糖が腸に到達し、善玉菌が活発に活動し始める理想的な状態を作ることができます。

例えば、夜12時に寝る人であれば、夜9時〜10時の間に食べるのがベストです。また、朝7時に起床する方の場合、腸のゴールデンタイム（起床から15〜19時間後の夜22時〜深夜2時頃）に向けて、夜8時〜9時頃に食べるのも効果的です。

食後すぐに眠ると血糖値の急上昇・急降下により眠りが浅くなることがありますが、2〜3時間前に食べておくことで、この影響も受けにくくなります。

適量はヨーグルト100g＋はちみつ小さじ1〜2杯

いくら体に良いとはいえ、食べ過ぎはカロリーオーバーにつながり、ダイエットの妨げになります。効果的かつ健康的に続けるための適量を知っておきましょう。

適量

ヨーグルト： 100g程度（市販のカップヨーグルト1個分）
はちみつ： 小さじ1〜2杯程度（約5g〜10g）

ヨーグルト100gあたりのカロリーはプレーンで約60kcal、はちみつ小さじ1杯は約20kcalです。合わせても約80〜100kcalと低カロリーでありながら、必要な栄養素をしっかり補給できます。はちみつは、オリゴ糖だけでなくビタミン・ミネラルも豊富ですが、糖質であることには変わりないので、適量を守りましょう。

物足りないと感じる場合は、キウイやバナナなどのフルーツを少量加えると、満足感が高まります。ただし、フルーツを加える場合も、全体で150kcal程度に収まるように調整しましょう。